Howの感嘆文とは?

howという言葉はよく疑問詞として用いられますが、その場合の疑問の内容は、
①「どのくらい」という「程度」と、
②「どのように」という「方法」、
の二つです。例えば「その湖はどのくらいの深さですか。」ということを尋ねる場合は、
How deep is the lake?
となりますが、その場合のhowは「どのくらい」という意味であり、deepと合体して、「どのくらい深い」というひとカタマリの疑問詞の働きをしています。その後にYes/No疑問文が続いています。もう一つ、「どのように」という疑問詞の場合はたとえば「どのように塾に来ましたか。」という文を英語で言うときは、
How did you come to juku ?
というふうになります。この場合の「どのように」のhowは他の言葉と合体するわけではなく、単独で使い、その後にYes/No疑問文が続く形になります。
  さて、前置きが長くなりましたが、感嘆文ではhowをどう使うかという問題ですが、感嘆文におけるhowは対象になっている物や人の持つ「性質」に対し強い感情を抱いていることを表すのに用います。「性質」は普通、形容詞や副詞で表されますから感嘆文のhowは形容詞や副詞と相性が良い、ということが言えます。
  例えば、深い湖があって、「その湖はなんて深いんだ!」というふうに感嘆文を作る場合は、もしも「なんて湖なんだ!」というふうに「湖」という名詞を感動の中心とすると
What a lake!という言い方が基本となり、What a deep lake this is!のような表現になりますが、「なんて深いんだ!」というふうに「深い」に感動して感嘆文を作ると、「深い」は形容詞ですからhowがdeepと合体して、how deepというカタマリが感嘆文の中核部分となります。(この点では疑問詞のhowの二つの用法のうちの「程度」と同じということになります。)How deep! という表現だけでも感嘆文としては成立していますが、「その湖」という内容を付け加える必要がありますのでその後でthe lake isという部分を追加します。よって、
How deep the lake is !
ということになります。注意する点として、感嘆文は疑問文ではないので、最後が「主語」+「動詞」という平叙文の語順でなければいけない、ということが挙げられます。
公式としては、

Howの感嘆文→ How+形容詞(副詞)+主語+動詞 !

ということになります。

 
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