修飾語とは
S、V、O、Cの4つを「文の要素」と呼びますが、文は「文の要素」だけでできているのではありません。「文の要素」以外の役割を果たすものとして「修飾語」というものがあります。例えば、
She lived happily.(彼女は幸せに暮らした。)
という文では主語はShe、 動詞はlivedですが、happilyは「幸せに」という意味で「暮らし方」がどのようなものであったかを述べています。このとき「happilyはlivedを修飾している」と言います。このhappilyのように、文の要素を修飾する役割(ここではlivedを修飾)を持つ語句を「修飾語」(そのままですが)といいます。略語にはM (Modifier)を使います。
修飾語は、文の要素であるS、V、O、Cを修飾したり、また他の修飾語を修飾したりという働きをします。
5文型の分析法では「修飾語」は「文の要素以外」のものとして分類されていますが、意味の上での重要性は文の要素と変わるものではありません。(例文でもShe lived.では何を言いたいのかよくわかりませんが、happilyがつくことでメッセージとしての完成度がかなり高くなっています。)
「文 型」もくじ
- 文型とは?
- 文型学習の目的
- 文の要素とは
- 修飾語とは
- 文型を決定する一組のSVとは
- 第1文型(S+V)とは
- there is 〜 構文は第1文型
- 第2文型(S+V+C)とは
- 第2文型をとる一般動詞
- 第2文型をとる一般動詞 「〜になる」
- 第2文型をとる一般動詞 「〜に思える」
- 第2文型をとる一般動詞 「〜のままである」
- 文型の多重性
- 第3文型(S+V+O)とは
- 自動詞と他動詞
- 目的語は常に名詞
- 第4文型(S+V+O+O)とは
- 第4文型から第3文型への転換とは
- 第4文型から第3文型への転換 to 型
- 第4文型から第3文型への転換 for 型
- 第4文型から第3文型への転換 of 型
- 第5文型(S+V+O+C)とは
- 第5文型 〜 make 型 〜
- 第5文型 〜 find 型 〜
- 第5文型 〜 see 型 〜
- 第5文型 〜 使役動詞 〜