名 詞

  名詞とは、「物」や「人」の名前です。
  私達が何かについて考えたり 話したりするときには、それは常に「何か」や「誰か」についてのことです。私達の 言語活動の全ては「何か」や「誰か」を巡るものです。で、その「何か」や「誰か」を示す 「名詞」はいわば「言葉の主役」です。主役ですから、文の要素としても多く用いられます。
 ある単語、あるいは単語のカタマリ(「句」や「節」などといいます)が「名詞」である、ということがわかると、文の中で重要な働きをしている場合が多いですね。
 たとえば、4つの文の要素(S, V,O,C)のうち、2つは常に名詞です。
  それはS(主語)とO(目的語)です。
  主語と目的語は常に名詞なのです。
  この基本的事実は、英文の構造を理解するうえで非常に大切です。
  さて、名詞はSとOだけではなく、C(補語)にもなります。(I am a student.のstudentのように。) ただ補語は名詞の専売特許ではありません。形容詞も補語になる代表的な品詞です。しかし、名詞は、補語の 役割まで入れると4つの文の要素のうち、3つの役割を果たす品詞です。
  どれが名詞であるかがわかることは英文を理解するうえでの土台ですね。

 

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