時制の種類は12種類

   時間を表す表現というと、すぐ思い浮かぶものとして「過去形」、「現在形」、「未来形」などがあると思いますが、英語の時制(おおざっぱな意味での「時制」ですが)の総数は全部で12あります。
  その12のうちの半分を「基本時制」と呼びます。
  残りの半分を「完了時制」と呼びます。
  ですから、12の時制をちょうど6つずつ2組に分けることができます。
  さらに、その「基本」と「完了」の2組のそれぞれも、2つのグループに分割できます。「基本時制」については、「現在時制」・「過去時制」・「未来時制」のグループと、「現在進行時制」・「過去進行時制」・「未来進行時制」のグループ。「完了時制」については「現在完了時制」・「過去完了時制」・「未来完了時制」のグループと、「現在完了進行時制」・「過去完了進行時制」・「未来完了進行時制」のグループです。
  表にすると以下のようになります。

英語の「時制」は以下の12種類。
  基本時制   ①現在時制
  ②過去時制
  ③未来時制
  ④現在進行時制
  ⑤過去進行時制
  ⑥未来進行時制
  完了時制   ⑦現在完了時制
  ⑧過去完了時制
  ⑨未来完了時制
  ⑩現在完了進行時制
  ⑪過去完了進行時制
  ⑫未来完了進行時制

  時制が12種類あると聞くと、「うわぁ、12種類も働きをおぼえなければならないのかぁ」と不安に思う人もいるかもしれませんが、全ての時制が同じ重要性を持っているわけではありません。たとえば「未来完了進行時制」というのは、ほとんど見かけなかったりします。
  大切なことは、グループに共通する基本的な考え方を押さえることです。
  これら12の時制を表す名称としてよく「現在『時制』」ではなく「現在『形』」という表現が使われます。「~形」は主に動詞の変化を取り上げるような場合に(例えばliveの過去「形」はlivedというふうに)に使用するものなので、このサイトでは、時制はなるべく「○○時制」という言葉を使っています。

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