未来進行時制

   未来進行時制には次のような用法があります。

未来のある時点における進行中の動作 「~しているだろう」

Penguines will be dancing in your bathroom when you get home tonight.
今夜君が家についたらペンギンが浴室でダンスをしているでしょう。
  
  未来進行形は未来の「ある時」についてのことですから、その「未来のある時」が明示されます。本文では when you get home tonight が未来の時間を表します。たとえ tonight がなくてもwhen 以下は未来となります。時を表す副詞節なので現在形で書かれているだけです。

近い未来の予定

未来進行時制には近い未来の予定を表す用法もあります。
 
I will be eating sushi on the ship because it is the only food we can get.
船の上ではスシを食べることになるでしょう。それが唯一入手できる食料だから。
  
  この用法の特徴は、未来の出来事が「誰の意志にも関わりなく」、「自然の成り行きで起こる」ような場合に用いられるということです。上の文で、もし、
 
I will eat ---
  
だと、
 
(寿司を食べるぞ
 
という私の意志を感じさせます。また、
 
I'm going to eat ---
 
だと、
 
(食べる予定になっている)
 
かのようです。
  「誰の意志にも関わりない」ということは便利な場合もあります。それは、誰かに予定を尋ねたりする場合です。
 
海外に行くと空港で入国審査官に、
 
Where will you be staying?
    (どこに滞在されますか。

 
と聞かれます。入国は自分の意志で行った場合もあるし、仕事で仕方なく来たということもあります。

  未来進行時制を使うことで、意志性や計画性などに踏み込まずに、単純に予定を尋ねるということが可能になっています。また、入国したばかりでその日のうちにどこかに宿泊しなければならないので、近い未来のことでもありますね。

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