未来完了時制の用法
過去完了時制と同じように、未来完了時制が用いられるためにはまず「未来のある時点」という状況設定が必要です。未来完了時制はその「未来のある時点」までの完了・結果・経験・継続を表します。
・未来のある時点までに行為が完了していることを示す「完了」の用法。
・ 未来のある時点まで、それまでの行為の結果が残っている「結果」の用法。
・ 未来の時点におけるそれまでの経験を表す「経験」の用法。
・ 未来のある時点までの状態の継続を表す「継続」の用法。
・ 未来のある時点まで、それまでの行為の結果が残っている「結果」の用法。
・ 未来の時点におけるそれまでの経験を表す「経験」の用法。
・ 未来のある時点までの状態の継続を表す「継続」の用法。
完了
未来のある時点までにしてしまうであろうこと、起こってしまうであろうこと。
She will have already finished her supper when her husband comes home.
(夫が帰宅する時、彼女はもう既に夕食を済ませているでしょう。)
結果
未来のある時点において、それ以前の行為の結果が残っていることを表します。
He will have gone to China when she visits his house to propose .
(彼女がプロポーズしようと彼の家に行っても、彼は中国に行ってしまっているでしょう。)
経験
未来のある時までの経験を表します。
"I will have been to Mars three times if I go there again."
"Me, too."
(「もう一度行くと私は火星に三度行ったことになる。」「私もです。」)
継続
なにかの状態が未来のある時点まで続いていることを表します。
She will have been sick in bed for three years next month.
(来月で彼女は3年間ずっと病気で寝ているということになる。)
「時制」もくじ
- 時制とは
- 時制の種類
- 時制の難しさ (1)
- 時制の難しさ (2)
- 現在時制 ~基本形~
- 現在時制 ~3単現の s の付け方~
- 現在時制の用法
- 「未来」を表す現在時制とは
- 「未来」を表す現在時制 ~予定~
- 現在時制 ~時や条件を表す副詞節中での未来形の代用~
- 時や条件を表す副詞節を導く接続詞の種類
- 現在形 「時や条件の副詞節中での未来形の代用」と間違えやすい if と when
- 過去時制 ~基本形~
- 過去時制の用法
- 未来時制
- 未来時制 will と be going to の違い
- 進行時制
- 現在分詞 ~ ing の付け方 ~
- 現在進行時制
- 進行時制にしない動詞
- 「動作」か「状態」かは文脈次第
- 過去進行時制
- 未来進行時制
- 完了時制
- 現在完了時制
- 現在完了時制の用法
- 過去完了時制
- 過去完了時制 ~大過去の用法~
- 未来完了時制
- 未来完了時制の用法
- 完了進行時制
- 完了進行時制の用法