未来完了時制の用法

  過去完了時制と同じように、未来完了時制が用いられるためにはまず「未来のある時点」という状況設定が必要です。未来完了時制はその「未来のある時点」までの完了・結果・経験・継続を表します。

完了

  未来のある時点までにしてしまうであろうこと、起こってしまうであろうこと。
She will have already finished her supper when her husband comes home.
(夫が帰宅する時、彼女はもう既に夕食を済ませているでしょう。)

結果

  未来のある時点において、それ以前の行為の結果が残っていることを表します。
He will have gone to China when she visits his house to propose .
(彼女がプロポーズしようと彼の家に行っても、彼は中国に行ってしまっているでしょう。)

経験

  未来のある時までの経験を表します。
"I will have been to Mars three times if I go there again."
"Me, too."

(「もう一度行くと私は火星に三度行ったことになる。」「私もです。」)

継続

  なにかの状態が未来のある時点まで続いていることを表します。
She will have been sick in bed for three years next month.
(来月で彼女は3年間ずっと病気で寝ているということになる。)

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