助動詞 could
時制の一致
主節の動詞の時制が変化すると、従属節の動詞も影響を受ける、という現象を「時制の一致」というようです。
たとえば、
They know that he can speak seven languages.
(
彼らは彼が7つの言語を話せることを知っている。)
では、 They know が主節で、 that he can speak seven languages が従属節ですが、もし、主節の know を knew にすると、can も一つ時制を下げて、could にしなければなりません。
They knew that he could speak seven languages.
しかし、日本語訳については、
(
彼らは彼が7つの言語を話せることを知っていた。)
ということになって、変わるのは「知っていた」の部分だけです。
that 以下の内容は時間的には「知っていた」ことなので普通「過去」のことです。ですから素直に couldになります。しかし日本語では「知っていた」と同時に行われたことは「できる」というふうに現在であるかのような表現になります。
時制の一致による could は現実の時間は「過去」ですが、日本語訳としては「現在」のように訳します。
助動詞もくじ
- 助動詞とは
- 助動詞 can のプロフィール
- 助動詞 could
- 助動詞 can の慣用表現
- 助動詞 may のプロフィール
- 助動詞 might
- 助動詞 may の慣用表現
- 助動詞 must のプロフィール
- 助動詞 must (1)
- 助動詞 must (2)
- 助動詞 must (3)
- 助動詞 will のプロフィール
- 助動詞 will (1)
- 助動詞 used to
- 助動詞 should のプロフィール
- 助動詞 should の基本用法 (1)
- 助動詞 should の基本用法 (2)
- 助動詞 should の基本用法 (3)
- その他の助動詞
- had better
- used to
- need
- dare
- do, does, did
- 助動詞 + have +過去分詞