助動詞 must の基本用法(3)

  must の基本用法の続きです。

断定的推量「〜に違いない」

    He must be crazy to do such a thing.
   (そんなことをするなんて彼は頭がイカれているに違いない。)
  
  これを言い換えるとすると、have to 原形 を用いて、
   
 He has to be crazy to do such a thing.
  
という言い方が考えられます。I'm sure (私は確信している)、とかIt is certain that --- ( ---は確かである )という表現も似たような意味を持つので、
 
 I'm sure he is crazy to do such a thing.
  
 It is certain that he is crazy to do such a thing.
  
  という言い換えも考えられなくはないのですが、私の個人的な印象ではどこか人工的な感じがします。(英語が母語の人に確認しているけではありません。)

「〜に違いない」の否定

  mustのプロフィールにも書きましたが「〜に違いない」の反対は「〜のはずがない」です。それは英語では cannot で表します。must not ではないので要注意です。
 
 He must be sick.
   (彼は病気に違いない。)
  
  の反対は、
 
 He cannnot be sick.
   (彼が病気のはずがない。)
  
では、
 
 He must not be sick.
  
はどういう意味になるかというと、
 
 (彼が病気であってはいけない。)
 
ということになります。

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