受動態の作り方(平叙文)

第3文型 ( S + V + O ) の受動態

   「受動態の基本」のページで、

受動態とは能動態の文の目的語を主語にした文である。

 ということを確認しましたが、目的語が主語になる、ということは目的語が存在する文型だけが受動態にできるということです。
 したがって、

受動態に転換できる文型は、
 第3文型 S + V + O
 第4文型 S + V + O + O
 第5文型 S + V + O + C

 ということになります。第4文型には目的語が2つありますので、理屈上は1つの能動態から2種類の受動態ができることになります。
 第3文型の文の受動態ですが、あまり難しいものではなく、また既に、「受動態の基本」で確認しましたが、簡単に繰り返すと、
 
  I eat a banana every day.
 
は、
 
  S = I, V = eat, a banana = O
 
で、a banana が目的語ですから、受動態にするときは、まずバナナを文頭に持ってきます。
   
   A banana
 
 続いてお約束ごととして、
 
  be動詞 +過去分詞
 
を持ってきます。be 動詞の時制は能動態に合わせます。能動態が eat でこれは「現在形」ですから(ちょっとここに気づかない場合がありますからしっかり意識しましょう)、is を使います。
 
  A banana is eaten
 
これだけでも、
 
     ( 一本のバナナが食べられる
 
という立派な受動態ですが、仕上げに「私が」を付け加えますが、「私によって」と考えて、
 
  by
 
という前置詞を使い、結局、
 
  A banana is eaten by me every day.
 
という文になります。
 


「受動態」もくじ