受動態の作り方(平叙文)

第4文型 ( S + V + O + O ) の受動態

 第4文型の文とは、たとえば、
 
  She gives me a dog every day.
 
を例にとって考えてみましょう。
 「毎日犬をくれる」ってどういう状況なのかは謎として、この文には me という目的語(間接目的語)と a dog という目的語(直接目的語)の2つの目的語が存在しています。
したがって、それぞれを主語にした受動態が可能です。
 
まずは、me を主語にすると、
 
  I am given a dog every day.
 
となり、
 
a dog を主語にすると、
 
  A dog is given me every day.
 
となります。
 A dog を主語にした場合、given me のところは、given to me とすることが実際の話言葉では多いそうです。
 元々、She gives me a dog every day.は第3文型にして、
 She gives a dog to me every day.
と言えたのですが、受動態で、a dog が主語の時はこの形が用いられることが普通のようです。
 理由はわかりませんが、たぶん聞きやすいからかな。


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