受動態の作り方(平叙文)
第4文型 ( S + V + O + O ) の受動態
第4文型の文とは、たとえば、
She gives me a dog every day.
を例にとって考えてみましょう。
「毎日犬をくれる」ってどういう状況なのかは謎として、この文には me という目的語(間接目的語)と a dog という目的語(直接目的語)の2つの目的語が存在しています。
したがって、それぞれを主語にした受動態が可能です。
まずは、me を主語にすると、
I am given a dog every day.
となり、
a dog を主語にすると、
A dog is given me every day.
となります。
A dog を主語にした場合、given me のところは、given to me とすることが実際の話言葉では多いそうです。
元々、She gives me a dog every day.は第3文型にして、
She gives a dog to me every day.
と言えたのですが、受動態で、a dog が主語の時はこの形が用いられることが普通のようです。
理由はわかりませんが、たぶん聞きやすいからかな。
「受動態」もくじ
- 受動態とは?
- 受動態の基本
- 受動態の難しさ
- 受動態の形と種類
- 受動態の作り方(平叙文)
- 進行形の受動態
- 助動詞の受動態
- 第3文型の受動態
- 第4文型の受動態
- 第5文型の受動態
- 受動態の作り方(疑問文)
- Yes-No 疑問文
- 疑問詞が目的語の疑問文
- 疑問詞が主語の疑問文
- その他の疑問詞疑問文
- 受動態の作り方(目的語が節)
- 受動態の作り方(命令文)
- by が示されない場合
- by 以外を用いる場合
- 知覚動詞
- 使役動詞
- 動詞句の受動態
- 感情・心理の表現
- 動作と状態の受動態
- 経験受動態