受動態の作り方(目的語が節)
「目的語が節」という文はたとえば、
They say that he is from Nigeria.
(彼はナイジェリア出身だそうです。)
という文を受動態にしてみましょう。
この文は、They が主語、say が動詞で、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、that 以下が目的語となっています。
さて、この文の受動態ですが、まず目的語を主語にして、それに be 動詞 + p.p をつなげます。
すると、
That he is from Nigeria is said ( by them ).
となります。
でも、この文、なんか変ですよね。That he is ---で始まるのはあまり普通ではない感じ。
文法的に間違ってはいないのですが、主語が That 節で長い、というのはわかりくいのです。
そこで、That 節を代名詞の It に置き換え、that 節を文の後ろに回します。
It is said that he is from Nigeria.
つまり目的語が節の場合は、そのまま主語にすると「長すぎて感じ悪い」ので、代名詞の It に置き換えて、節は文の後ろに回します。
「受動態」もくじ
- 受動態とは?
- 受動態の基本
- 受動態の難しさ
- 受動態の形と種類
- 受動態の作り方(平叙文)
- 進行形の受動態
- 助動詞の受動態
- 第3文型の受動態
- 第4文型の受動態
- 第5文型の受動態
- 受動態の作り方(疑問文)
- Yes-No 疑問文
- 疑問詞が目的語の疑問文
- 疑問詞が主語の疑問文
- その他の疑問詞疑問文
- 受動態の作り方(目的語が節)
- 受動態の作り方(命令文)
- by が示されない場合
- by 以外を用いる場合
- 知覚動詞
- 使役動詞
- 動詞句の受動態
- 感情・心理の表現
- 動作と状態の受動態
- 経験受動態