受動態の作り方(目的語が節)

  「目的語が節」という文はたとえば、
 
  They say that he is from Nigeria.
   (彼はナイジェリア出身だそうです。)
 
という文を受動態にしてみましょう。
 この文は、They が主語、say が動詞で、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、that 以下が目的語となっています。
 さて、この文の受動態ですが、まず目的語を主語にして、それに be 動詞 + p.p をつなげます。
 すると、
 
  That he is from Nigeria is said ( by them ).
 
となります。
 でも、この文、なんか変ですよね。That he is ---で始まるのはあまり普通ではない感じ。
 文法的に間違ってはいないのですが、主語が That 節で長い、というのはわかりくいのです。
 そこで、That 節を代名詞の It に置き換え、that 節を文の後ろに回します。
 
  It is said that he is from Nigeria.
 
 つまり目的語が節の場合は、そのまま主語にすると「長すぎて感じ悪い」ので、代名詞の It に置き換えて、節は文の後ろに回します。

 

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