動名詞の形

  動名詞は動詞に -ingをつけて作ります。-ing の付け方は現在分詞の作り方と全く同じです。


動名詞の種類

  動名詞は動詞と名詞が合体しているものなので、動詞と名詞の両方の性質を持ちます。
  これは非常に重要なことです。
  例えば普通の動詞には「時制」の変化がありますが、動名詞にも動名詞の中で「時制」の変化を表現できます。普通の動詞に基本時制や完了時制があるように、動名詞にも基本形と完了形があるのです。
  また、普通の文に能動態と受動態があるように、動名詞も動名詞の中で能動態と受動態の形を作ることができます。
  そのことを表にすると以下のようになります。

能動態 受動態
基本形 (A) eating (B) being eaten
完了形 (C) having eaten (D) having been eaten

  (A) Eating makes me happy.
    
      ( 食べることは私を幸せにする。 )
 
   (B)   Of course, everyone hates being eaten by a shark.
 
      ( もちろん、誰もがサメに食べられることが嫌だ。 )
 
  (C)   I was suspected of having eaten her cake.
 
      ( 私は彼女のケーキを食べたのではないかという嫌疑をかけられた。 )
 
  (D)   She imagined her husband having been eaten by a shark.
 
      ( 彼女は夫がサメに食べられてしまったのではないかと想像してみた。 )
 

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