名詞的用法

主語の働きをする不定詞

 

主語の働きをする不定詞

  To play with children is a great fun.
    (子供と遊ぶことはとても楽しい。)
  To know is one thing, to teach is another.
    (知ること教えることとは違う。)
※ A is one thing, (and) B is another は 「AとBは異なる」という慣用表現です。
  以上の例文のように、to不定詞が主語となることができます。

形式主語の it

  英語では主語の部分が長くなるのを嫌うという傾向があるので、主語になる不定詞は多くの場合、形式主語の It に置き換えられます。
  たとえば、「子供と遊ぶことはとても楽しい」という先ほどの文は、
 
  It is a great fun to play with children.
 
とする方がバランスが良い感じがします。
 
  「自分自身を知ることは多くの場合とても難しい。」
という文を日本語にすると、
 
  It is often difficult to know oneself.
    
となります。   It = to know oneself
 
  「形式主語」は「仮主語(かりしゅご)」とも呼ばれています。

不定詞の否定

  不定詞の部分を否定する時は否定語の not や never を不定詞の直前に置きます。
  It was difficult not to laugh at the scene
.   (その光景を見て笑わないでいることは困難だった。)

疑問詞+to不定詞

  「疑問詞+to不定詞」というカタマリも名詞的用法として主語になることができます。
  What to do next is the biggest problem.
    (次に何をすべきか、ということが最大の問題です。)  

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