分 詞とは

  「分詞」とは「現在」分詞と「過去」分詞の2つを指します。その名前の意味するところは、まぁ、動詞から「分」かれた「詞」(ことば)ということでしょうか。どのように分かれているかというと、「動作が進行している」ということを表す --ingと、「動作が完了した」ことを表す過去分詞の2つです。
 -- ing が文法で登場するのは時制の中の進行形です。過去分詞も文法単元としては、「完了時制」や「受動態」で登場しています。
ですから、ここでまた「分詞」という単元が登場すると、
 
  なんで今さら!
 
 と感じてしまうのではないかとも思うのですが、実は、今回ここで扱う分詞の働きは、これまでとはまた異なっているのです。
 ここでの分詞は実は・・・・ジャジャーン
 
  形容詞!
 
として働く分詞なのです。(もったいぶったわりにたいしたことなかったですが・・・)
 形容詞、とは名詞を修飾する働きの語句ですね。
 分詞の持っている「進行」の意味や、「完了」、「受動態」の意味を維持しながら名詞を修飾する働きをする、というわけです。
 それと、もう一つ、形容詞ではなく、あえて言えば「副詞」の働きになりますが、ここで扱う分詞の用法として重要なものに、「分詞構文」という働きがあります。詳しくは「分詞構文」の単元で説明しますが、これもまた分詞の大きな用法です。
  

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