仮定法過去

   現実とは異なることをあえて仮定する、あるいは将来にも起こりそうもないことを 仮定する場合に「仮定法過去」が用いられます。
   その公式は、

If + S + 動詞の過去形, S' + would ( could, might ) + 動詞の原形

となります。
   たとえば「もし私があなただったら、そんなことは言わない」という内容などが、仮定法過去で表現すべき日本語 にあたります。なぜかというと、この文の「もし」の中身について考えてみると「私があなたである」ということは、実際には起こりえないことだからです。
   では、具体的に英語の文としてはどのような形になるのか、と言えば、
  
If I were you, I would not say such a thing.
  
となります。I が主語なのに be動詞が were となっていますが間違いではありません。
   仮定法過去を用いる表現では、be 動詞は主語の人称や数に関わらず were を用いることが基本です。   ただし、会話では  I などの単数の主語では were の代わりに was もよく用いられます。

「仮定法」もくじ