プロフィール

  塾で英語を教える仕事をしています。予備校や高校の非常勤の経験もあります。英語圏での生活経験はありません。英語の勉強を始めたのは中学校に入ってからです。最初は得意ではなく、 どちらかというとイヤイヤ勉強していました。高校生のとき、大学の学部を文系にするか理系にするかで悩みましたが、 常に決まった一つの解のみを出すことを迫られる(ように思える)理系的世界を窮屈に感じ、文系にしました(現在は 少し大人になり、そのような単純なものではないという風に理解していますが)。その後は、何となく世界を股にかけるような仕事というイメージで大学では英語を専攻しようと思い、高校2年くらいから、かなり意欲的に英語の勉強に取り組み始めました。ですから、英語の学力向上というと、もっぱら学校の授業を真面目に受けるということが中心でした。ただ、英語は話す道具なので音声面を鍛えねばという気持は当時からあり、授業とは直接関係なくとも英語の力になるような活動には積極的に参加しました。校内で英語のスピーチコンテストの募集があれば名乗り出たり、ラジオの英語番組(今のようなテレビの二カ国語放送はまだなく、FNNも入らない地域に住んでいました。NHK教育でパーソナリティが全て英語で話す番組がわずかにありました。)を繰り返し聞いたり、近所のミッション系アメリカ人の家に遊びにいったり、また演劇部が英語劇をすると聞くと、飛び入り参加させてもらったりなどです。その甲斐あってか、志望する大学の英文科に合格することができました。しかし大学ではあまり優等生ではなく、どちらかといえばアルバイトとサークル活動を中心とした生活を送りました。(誤った生活態度でした。)卒業後しばらくは、英語を使わない一般企業に勤めていましたが、会社員としての仕事で自分を表現することはあまり居心地が良くないように感じ、次第にこのままではいけないと焦り始め、やはり私が多少なりとも人より優れている分野としては英語しかないのかなぁ、と「観念」しました。社会に出る前は自分には与えられた仕事は何でもできるという根拠のない自信があったのですが、実社会に出て、企業勤めをしてみると自分の能力というのは実につまらない程度のものだなぁ、という認識に至ったのです。そこでとりあえず、英会話学校やカルチャーセンターに通いながら英語の検定を受けることにしました。目指したのは英検一級です。英検の二級は高校生の時に取っていたのですが、一級はその後数回受けましたがなかなか通っていませんでした。準一級も設けられた頃でしたが、一級だけを何度も受けました。20代半ばに数回目のチャレンジでようやく合格しましたが、その時は飛び上がるほど嬉しかったことを覚えています。他の検定としてはTOEICも受けたことがあります。たまたま近くのカルチャーセンターで講座が開かれていたこともあり、準備が比較的楽だったこともあります。スコアは905点でした。一回目にしては良かったのではないかと思います。その後、勤めていた企業を辞め、学習塾に職を見つけ、 小中高生に英語を教え始めました。仕事自体は大変ハードなものでしたが、いろいろな意味で勉強になった数年間でした。 その後いくつかの塾を渡り歩き、予備校で働いたり、時に高校の非常勤講師として教えたりしながら、今に至ります。
  私自身の英語の能力については、英検一級があるといってもベラベラとネイティブのように 話せるわけではなく、外国人と話す時にはいつも細かい部分のコミュニケーションができなくてフラストレーションを感じます。リスニング能力についても、CNNやBBCなど原稿を読んでくれるニュース番組であればほぼ内容を理解できますが、ドラマなどで日常会話が普通のスピードでなされるとついていけません。(子供向けアニメでさえ困難を感じるので嫌になります。)今後の課題としてはやはり、読み書き聞き話すという四技能の向上でしょうか。日本語と同じように操れるようになればなぁと思っています。

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