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23. 形容詞

この単元の作成メモ
学習のポイント
・形容詞とは名詞を修飾する働きの言葉。
・形容詞の働きには「叙述用法(じょじゅつようほう)」と「限定用法(げんていようほう)」の2つがある。
・大抵の形容詞は両方の働きを持つが、中には叙述か限定の片方の働きしか持たないものがある。
形容詞とは
  a tall building の tall のように名詞(building)を修飾する働きの言葉を形容詞といいます。(ちなみに、名詞以外を修飾する働きの言葉は「副詞」といいます。)
限定用法と叙述用法
  a cheap bicycle(安い自転車)のように、名詞の直前に来て名詞を修飾したり、a bakset full of apples(リンゴでいっぱいのカゴ)のように名詞の直後に来て名詞を修飾したりする用法を限定用法といいます。名詞の前後から直接名詞を修飾する用法です。
それに対して、The bicyle is cheap.や I fouund the bicyle cheap.(その自転車が安いとわかった。)のように、SVC(第2文型)のCやSVOC(第5文型)のCとして形容詞が使われている場合に、その用法を叙述用法と言います。
用法が限られている形容詞
  ほとんどの形容詞は限定用法にも叙述用法にも用いられますが、用法が限られている形容詞があって、そのパターンは、
  (1)限定用法のみに用いられる形容詞
  (2)叙述用法のみに用いられる形容詞
  (3)限定用法と叙述用法では意味が異なる形容詞
の3つになります。
  (1)の例
the only child  (唯一の子供),the elder sister(姉)
the main point(主なポイント),  the very book(まさにその本)
  (2)の例
The boy is well.(その少年は元気だ。)
The dog was alive.(その犬は生きていた。)
その他 afraid(恐れて),awake(目覚めて),asleep(眠って), aware(気づいて)など a- で始まる形容詞が多いですね。
(3)の例
a certain man (ある男の人), It is certain that he lied.(彼が嘘をついたのは確かだ)
数量の形容詞
  英語では数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)とを常に区別しますが、数えられる名詞の「多い少ない」を表す形容詞と数えられない名詞の「多い少ない」を表す形容詞も使いわける場合があります。
多くの学生 → many students, 多くの水 → much water
少しの学生 → a few students, 少しの水 → a little water
その他のポイント
  その他のポイントとしては、形容詞が名詞になる用法、分詞形容詞、人を主語にできない形容詞/できる形容詞、などがあります。