英語理解の鍵となる3品詞

   品詞は普通、「単語」の働きを言うことが多いのですが、文の構造理解のためには 単語レベルだけではなく「意味のカタマリ」レベルで捉え、それぞれのカタマリがどのような 「品詞」として機能しているかを理解することが必要です。
  単語が「これは名詞だ」とか「これは形容詞だ」とわかることだけではなく、カタマリ(具体的には「句と節」ですが)について「このカタマリは名詞として働いていて主語になっている」とか、「これは長~いカタマリだが、結局は主節に対して副詞の働きだ」というふうに認識できるかどうかが英語がわかるかどうかの鍵なのです。文法学習はそのカタマリ分けを正確に行うための勉強だと言ってもいいくらいです。
  さて、文中の語句や節などのカタマリは、以下の三つの品詞のどれかの役割を果たしながら文の意味を作っています。たった3つであることに注目して欲しいと思います。たった3つ。このたった3つの品詞が英語の意味を支配しているのです。
 その3つとは・・・ジャジャーン!

(1) 名 詞     (2) 形 容 詞     (3) 副 詞

  です!
 文中のカタマリが、3品詞のどれであるかを見極め、それに5文型(文の要素)を重ねることで、全ての英文の構造が理解出来ます。(「全て」を分析するためには「動詞」も見つけなければなりませんが、動詞を見つけることはそれほど難しくはありません。)
 次ページでこの3品詞を使った英文解釈を行ってみてください。

 

「品 詞」もくじ