文の要素とは
5文型は4つの文の要素によって決まります。
その「4つの要素」とは、
です。
略号として「主語」は S (Subject)、動詞は
V (Verb) 、目的語は O (Object)、補語は C (Compliment)を使います。
また、文の要素の組み合わせによってできる5文型は以下です。
①第1文型 S + V(「主語」+「動詞」)
②第2文型 S + V + C (「主語」+「動詞」+「補語」)
③第3文型 S+ V + O (「主語」+「動詞」+「目的語」)
④第4文型 S + V + IO + DO (「主語」+「動詞」+「間接目的語」+「直接目的語」)
⑤第5文型 S + V + O + C (「主語」+「動詞」+「目的語」+「補語」)
この5つの文型を眺めてみて、はっきりした共通点として挙げられるのが「主語」と「動詞」は全ての文型にあるということです。それでは何によって文型が決定づけられているかといえば、それは目的語や補語があるかないか、またそれらが存在する場合には、それらがどういう組み合わせなっているか、ということです。
では、どのような場合に目的語や補語がくるのか、ということですが、それはひとえに「動詞が決める」ことになります。
仮に He is △.という文があるとします。この場合の動詞はbe動詞ですね。be動詞の性質はわかりやすいものです。もし△が名詞(物や人のこと)や形容詞だとすると、△は彼のことを説明している、と予想がつくからです。(He is a pilot. She is kind.などです。)
ここでの a pilotやkindなどのように、主語が何者であるかを説明するものを「補語」というのですが、be動詞の働きで見れば、be動詞は補語をとりやすい、ということが言えます。be動詞は「イコール」の働きをするので、第2文型 S + V + C という形態をとりやすい、ということです。
また、She broke ◎.「彼女は◎を壊した」という文があるとすると、◎には「壊される物」が来ることが予想されます。動詞の動作の対象を目的語といいますが、break(~を壊す)は目的語をとりやすい、つまり第3文型 S + V + O をとりやすい、ということになります。
文型を決定する因子は動詞であり、5文型について学ぶということは「動詞について学ぶこと」だ、と覚えておいてください。
「文の要素」とは、文中で「主語」・「動詞」・「目的語」・「補語」の機能を果たしている語句のことです。
この4つの機能の組み合わせによって文全体を5種類に分類しているのが5文型です。
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- 修飾語とは
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- there is ~ 構文は第1文型
- 第2文型(S+V+C)とは
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- 第2文型をとる一般動詞 「~になる」
- 第2文型をとる一般動詞 「~に思える」
- 第2文型をとる一般動詞 「~のままである」
- 文型の多重性
- 第3文型(S+V+O)とは
- 自動詞と他動詞
- 目的語は常に名詞
- 第4文型(S+V+O+O)とは
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- 第4文型から第3文型への転換 to 型
- 第4文型から第3文型への転換 for 型
- 第4文型から第3文型への転換 of 型
- 第5文型(S+V+O+C)とは
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