助動詞 can 

can のプロフィール

パーソナリティ 「能力(〜できる)」と「可能性(〜がありうる)」という2つが性格の中心です。can の意味を理解しようとして「〜できる」と解釈できれば問題ありませんが、それでは意味不明な場合に、「可能性」つまり「ありうる」ではないかと考えみましょう。否定だと「できる」の否定は「できない」ですが、「ありうる」の否定は「ありえない」ですね。
否 定 notをつけるのですが、cannotという形か、can't という短縮形で書きます。can not というのは普通用いられないようです。大修館の Genius という辞書には「can not は強調・対照・修辞その他特別の場合を除いて用いられない」とあります。  
 言い換え  能力の「〜できる」という意味の書き換えは be able to 原形です。「ありうる」という意味の場合は It is possible that S' + V' とすれば全体の意味はだいたい言い換えることになりますが、can の部分だけを言い換えることはしません。  
過去形  could という過去があります。しかし、これがなかなかクセモノで、過去よりもむしろ現在、未来のことについて使われたりします。もっとも単純な「〜できた」という過去の意味でさえ、過去の一回の特定の行為を指して「出来た」という場合には couldを用いず was/were able to---にしなければなりません。  
未 来 未来に「〜できるでしょう」と言いたいときは、will be able to 原形  の形にします。   

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