There is 〜 構文は第一文型

   第1文型の中でやや特殊なもので、There is 〜という文があります。これは「there is 構文」と一般に呼ばれるようですが、意味の方は「・・・に〜がある」「・・・に〜が存在する」という意味です。この文では文頭のthere は主語ではありません。thereは普通、「そこに」という意味を表しますが、この文においてはthere単独の意味はありません。またこの文のbe動詞は「〜です」ではなく、「〜があります」、「〜が存在します」という「存在」を意味しています。そしてbe動詞の次に来るもの、つまり「存在しているもの」が文全体の「主語」です。
  文の最後に「主語がどこにあるのか」という場所の語句がほとんど示されます。
 
There are many UFOs in the east sky.
東の空にたくさんのUFOがいます。
 
  この例文では主語は「存在しているもの」ですからUFOsです(主語の解釈をややおおらかにするとmany UFOsとすることもできます)。そして主語が複数形なのでbe動詞はareを使います。
  語順はV+Sとなりますが文の要素はSとVしかないので第1文型です。
  

いわゆる「there is 〜 構文」は「There+V+S+『場所の語句』」という構造で第1文型に属する。

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