第5文型(S+V+O+C)とは

   第5文型は S+V+O+C という形の文です。S+V の後に O+C が来ていますが、この O と C の関係は、第2文型 S+V+C の S と C の関係に似ています。つまり、O「目的語」と C「補語」の間に S = C の関係が発生するということです。
具体的に見ていきましょう。
  
He always keeps his room clean.
    (彼はいつも自分の部屋をきれいにしておく。
  
という文においては、
  
[ He ]  = S
  
[ keeps ] = V
  
[ his room ] = O
  
[ clean ] = C
  
ということになります。ここで his room = clean
という関係が成立していますね。
彼が his room = clean という状態を保っている ( keep している )ということです。
 
  さて、his room = clean という等式のような関係が成立しているので、「第5文型とは O = C の文型である」とよく説明されているのですが、第5文型にはいろいろなバリエーションがあり、また、第5文型を理解することは非常に大切なことなので、もう少し汎用性のある考え方として、第5文型では、
 
「OとCの間に主語と述語の関係がある」
 
という考え方をしておく方がよいと思います。
  
 He always keeps his room clean.
  
という文では、「 his room が clean です」
という「主語+述語」の関係が続いている、という考え方です。
  第5文型 ( S+V+O+C ) とは文の中心となる S+V に続いて、さらにもう一つの「主語+述語」( O+C )が続いている文型なのです。

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