受動態の作り方(疑問文)
疑問詞が目的語の疑問文
まず、「疑問詞が目的語の疑問文」とはどういうものかというと、
Who did the pig attack?
(その豚は誰を襲ったのですか。 )
というような文です。
この文では the pig が主語、attack が動詞、であることはわかりますね。次に目的語がどこにあるのかということですが、the pig は「
誰か」を襲ったのです。目的語とは動詞の動作の対象ですから、その「誰か」つまり Who が attack の目的語になります。誰なのかわからないので疑問詞になっており、さらに O のくせに文頭に来ていますが、それでも目的語であることには変わりありません。
さて、それではこの文を受動態にします。
受動態の基本で説明したように、
受動態とは能動態の文の目的語を主語にした文である。
なのですから、ここの文では Who が主語になります。
次に Who を主語とする be 動詞で時制は元の文に合わせた「過去形」つまり was を用います。その後に attack の過去分詞を置いて、
Who was attacked by the pig?
(誰がその豚に襲われたのですか。 )
となります。
「受動態」もくじ
- 受動態とは?
- 受動態の基本
- 受動態の難しさ
- 受動態の形と種類
- 受動態の作り方(平叙文)
- 進行形の受動態
- 助動詞の受動態
- 第3文型の受動態
- 第4文型の受動態
- 第5文型の受動態
- 受動態の作り方(疑問文)
- Yes-No 疑問文
- 疑問詞が目的語の疑問文
- 疑問詞が主語の疑問文
- その他の疑問詞疑問文
- 受動態の作り方(目的語が節)
- 受動態の作り方(命令文)
- by が示されない場合
- by 以外を用いる場合
- 知覚動詞
- 使役動詞
- 動詞句の受動態
- 感情・心理の表現
- 動作と状態の受動態
- 経験受動態