使役動詞
使役動詞を使った文を受動態にする時にも、知覚動詞と同じで「原形不定詞」が「to 不定詞」になります。
たとえば、
Miko made Takeshi wash the bike.
(ミコはタケシにその自転車を洗わせた。)
という文ですが、この文では make が「O に 〜させる」という使役動詞で、Takeshi が目的語であり、wash が「原形不定詞」となります。
この文を受動態にするときは、目的語である Takeshi を主語にします。(bikeではないので注意してください。bikeは文の目的語ではないからです。)その時に、元の文では wash であったものが to wash になります。その結果、
Takeshi was made to wash the bike by Miko.
となります。
なお、make と同じように「 動詞 + 目的語 + 原形 」の形をとる使役動詞には have と let がありますが、have と let の文は受動態にはなりません。
「受動態」もくじ
- 受動態とは?
- 受動態の基本
- 受動態の難しさ
- 受動態の形と種類
- 受動態の作り方(平叙文)
- 進行形の受動態
- 助動詞の受動態
- 第3文型の受動態
- 第4文型の受動態
- 第5文型の受動態
- 受動態の作り方(疑問文)
- Yes-No 疑問文
- 疑問詞が目的語の疑問文
- 疑問詞が主語の疑問文
- その他の疑問詞疑問文
- 受動態の作り方(目的語が節)
- 受動態の作り方(命令文)
- by が示されない場合
- by 以外を用いる場合
- 知覚動詞
- 使役動詞
- 動詞句の受動態
- 感情・心理の表現
- 動作と状態の受動態
- 経験受動態