使役動詞

 使役動詞を使った文を受動態にする時にも、知覚動詞と同じで「原形不定詞」が「to 不定詞」になります。
 たとえば、
  
  Miko made Takeshi wash the bike.
   (ミコはタケシにその自転車を洗わせた。)
 
という文ですが、この文では make が「O に 〜させる」という使役動詞で、Takeshi が目的語であり、wash が「原形不定詞」となります。
 
 この文を受動態にするときは、目的語である Takeshi を主語にします。(bikeではないので注意してください。bikeは文の目的語ではないからです。)その時に、元の文では wash であったものが to wash になります。その結果、
 
  Takeshi was made to wash the bike by Miko.
 
となります。  なお、make と同じように「 動詞 + 目的語 + 原形 」の形をとる使役動詞には have と let がありますが、have と let の文は受動態にはなりません。

 

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