感情・心理の表現

 英語では感情を表現するのに、happy や sad などの形容詞を使うことも多いのですが、おそらくもっと多いのが「〜させる」という動詞を使う場合です。たとえば、shock という言葉があります。「ショック!」と、日本語でも名詞で使いますが、英語でも名詞もありますが、もっと多くは動詞としても使われます。その場合の意味は「ショックを受ける」という意味ではなく「〜にショックを与える」となります。ですから、
 
  (彼はショックを受けた。 ) は、
  (×) He shocked. (×)
 
 ではありません。shock -- が 「--にショックを与える」という意味ですから、「ショックを与えられた」という形で日本語の「ショックを受けた」の意味になります。
 
  He was shocked.
 
 英語で感情を動詞で表すと受動態になることがほとんどです。日本語は受動態らしくないので、注意が必要です。
 他の例としてつぎのようなものがあります。
 
  She was surprised at the story.
  (彼女はその話に驚いた)
 
  We were disappointed with the results.
  (私たちはその結果にがっかりした)
 
  She was excited to hear the news.
  (彼女はその知らせを聞いて興奮した)
 
  They were not satisfied with the performance.
  (彼らはその演技に満足していなかった)
 
 英語で感情を表す場合は注意が必要です。

 

「受動態」もくじ